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2005.7.6 Sさんのお話
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 「ホピの予言」というのをご存じでしょうか。

 ホピ族は北米先住民の中でも平和的な部族で、本来人間のあるべき生き方

を最後まで忠実に守っている部族です。社会が近代化されても、ホピだけは

そうした白人の生き方に追従しませんでした。


 ホピの聖地をみれば地球の様子がわかる、ホピの人々をみれば地球の状態

がわかるといわれています。
 

 人間は地球の守護者であり、自然や動植物の世話をする役目があるそうで

す。もし人間がこの地球上から消えてしまったら、自然界のバランスは崩れ

て、この世はカオス(混沌状態)に戻ってしまうといいます。


 ところが、大半の人々は、自分たちが地球の守護者であることを忘れてし

まい、まるで地球の所有者、支配者であると言わんばかりに、自分たちの物

質的欲望を満たすことに必死です。


 ホピでは、このまま人間が自己中心的な生き方を続ければ、グレートスピ

リットは地球を両手で揺さぶるといわれています。


 今、地球に住む人たちは自分たちがどこにいるのか、誰もが心の中で、本

心では分かっていると思います。私たちはマイホーム主義から、地球家族、

宇宙家族の意識で、この母なる地球を慈しむことの大切さを、身をもって知

る日が近々やって来るのではないかと感じています。


      ◇    ◇    ◇


 2003年10月、熊野の旅から帰ってくると一冊の本が届いていました。

題名は『宇宙心』、著者は鈴木美保子さん。その本を先日、もう一度読み直

してみました。


 そこには美保子さんがホピで出会った無名の聖者Sさんの軌跡の物語が書

かれています。


 概略は、世界が終わりに近づいたことを知ったSさんは、20数年にわた

り、世界120カ国以上を自らの足で周り、その地を守る神々への感謝と祈

り、光の柱を立ててきたといいます。Sさんは「心のマラソンを走り終えた

感じたね。もう思い残すところはないよ」と言ったそうです。


 その内容は、3次元的にみるととうてい理解できないものです。ぼく自身

もそういう世界は見えないし、聞こえないので、すべてをすんなりと受け入

れることはできません。しかし、Sさんのまごころ、地球を思う親心はひし

ひしと伝わってきました。

 
 ぼくは最近、ものごとを判断する自分なりの基準を持っています。それは

「気持ちいいか、気持ちよくないか」。理屈や知識はさておいて、自然の感

覚にまかせます。気持ちよければ進むし、気持ちよくないと思えばできるだ

けはやくその環境から身を引きます。


 Sさんの世界行脚も、ぼくには計り知れない世界の話のようです。でも、

そのまごころには感銘を受けました。それを原点にして、Sさんのことをお

伝えしようと思いました。


      ◇    ◇    ◇


 Sさんは見た目からして普通の人だそうです。沖縄で生まれ、事業にも成

功していたのですが、ある年の元旦に神秘体験をされます。そして、人は本

当にどこまで無欲で生きれるものか試してみようと決心されました。


 それからの生活は180度がらりと変わり、順調だった事業からも手を引

き、日雇い人夫をしながら、妻と5人の子どもを養います。


 Sさんは、あるときから沖縄中のすべての学校に絵本と花の種を配ること

にしました。日雇い労働で得た賃金を絵本と花の種に替え、自らの足で手渡

してまわったといいます。


 その活動は、本土へと向かいます。が、ある夜、枕元にある神様が立たれ

ました。その神は、Sさんのその行動ぶりを見て、天界の計画では時間がな

いので、日本列島の祈りの旅をしてほしいとおっしゃいました。


 お金もなく、宗教のことも知らないSさんは戸惑い、一度は断りましたが、

無欲で生きるとの実践として引き受けることにしました。そして導かれるま

まに日本全国行脚の旅を終えました。


 これで家族との普通の生活に戻れると安堵したのもつかの間、今度はさら

に高い次元の神様が現れ、次は世界中を回ってくれないかと依頼されました。


 Sさんはずいぶん戸惑い、初めは断ったといいます。しかし最後には引き

受け、世界へのさらなる行脚の旅に出られます。


 祈りの数は、20数年間で120数カ所で数千、緻密に回られた日本の祈

りのポイントも含めれば数万回におよぶであろうとのこと。


 お金がないので格安ツアーなどを利用したといいます。物質的後押しがあ

るわけでもなく、組織があるわけでもなく、ただあるのは神の後押しだけ。

Sさんの無欲のなせる業です。


 Sさんは現地で祝詞をあげるそうです。でも祈りの作法みたいな形はなく、

ただ心の底から湧いてくる思いを切々と祈られます。悪の根源のようなイメ

ージになってしまっているウランにすら、Sさんは謝罪したといいます。

「悪い汚名を着せてしまって申し訳ありません。悪いのはウランではなく、

それを悪の方向に使った人間の心なのです」。


 Sさんの行脚によって、世界中に光の柱が立ったといいます。


 地球の5柱、アルプス、ギザのピラミッド、ヒマラヤ、キリマンジャロ、

ロッキー山脈、ハワイ、マヤのピラミッド、マチュピチュ、沖縄。


 宇宙の9柱、カナリア諸島、ノルウェー、レユーニオン島、アラスカ、ガ

ラパゴス、バミューダ、北極、南極、日本。


      ◇    ◇    ◇


 ここまでくると、ぼくには想像のつかない世界です。ぼくたちは「神」と

いう言葉をよく使います。日本では八百万の神といいますが、人同様に神に

もいろいろな次元があるようです。その神々が地球を、自然を守ってくれて

います。その神々が力を無くしているというのです。


 Sさんは美保子さんにこう言ったそうです。

「ぼくは申し訳ないけど、もう人間を救おうなんて思ってないんだよ。自然

はすぐに反応してくれるのに、人間はそうはいかんさね。いまは、神々様を

何とかせねばと思ってる」。


「地球を救うのは簡単さ。人間が滅ぶのを見ていればいいんだから。でも地

球はもともと親神様が子どもである人間のためにつくった星だよ。人間は、

親の心子知らず、で、親がどんなに悲しい気持ちでいるかなんて考えないん

だよ」。


 Sさんは、北極でこう祈ったそうです。

「どうか人類をお許しください」「神々をお許しください」。


 Sさんと美保子さんが初めてであったホピ。その平和の民ホピもまた、平

和を祈らなくなったといいます。


 ホピの長老はこう言います。

「もうわしらは半世紀、予言を外の世界に出すのにやるだけのことをやって

きた。何十年も牢獄で過ごした。世界からは気違い扱いされて、足蹴にされ

てきたよ。でもグレイトスピリットの教えに忠実に従ってきた。だが人間は

一向に変わらないどころか、ますます強欲になっていく。平和よりも、偉大

なる浄化の日、が来ることを祈っているんだよ」


 愛と感謝で平和な世界の扉を開くか、欲望に身をまかせて破滅を呼び込ん

でしまうか、それはぼくたち一人ひとりの心の選択ひとつにかかっています。


 もう、それほど遠くない未来に、その答えがわかるはずです。



★鈴木美保子さん「宇宙心」のホームページ
 http://www.freewebs.com/cosmicheart/jp/j_index.htm



☆霊性の法則 その13‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐‐

「本心はすでに、本当のことをわかっている」
 
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