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渋沢栄一からの伝言
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10 渋沢栄一からの伝言(しぶさわ えいいち) 1840〜1931
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埼玉県生まれ。わが国の近代資本主義を築き上げた人物であり実業界の育ての親。
幕府に仕えたあと慶應3年、渡欧。明治2年大蔵省に入り大蔵大丞となる。
明治6年に退官し実業界に入り第一国立銀行(後の第一銀行)を設立。
以後、日本鉄道会社、サッポロビール、王子製紙、日本郵船、
日本鉄道などの創立に参画。 明治期の日本資本主義の発展に貢献。
「道徳経済合一主義」を提唱。
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              注)■は偉人の言葉 ◇は筆者の解説とコメント


■ 青年諸君よ、錙銖(ししゅ・わずか)の利を争う間にも、  
仁義道徳を実地に行って往
(い)って見給(みたま)え。  
商工業を営めば、敢
(あえ)て無理な争いをせずとも、  
利は自
(おのずか)ら懐(ふところ)に入って来るものである。  
これ余が八十年来実験するところなり。
 


          *****


◇ライバルには教えたくない本がある。『小予算で優良顧客をつかむ方法』
神田昌典著(ダイヤモンド社)というビジネス書だ。

「ライバルには教えたくない」
この一言で、たぶんかなりの人の目が止まったはずである。人の興味は、断片
的な情報や言葉が、消化しきれないときに働き出す。「なになに、もっと詳し
く教えてよ」そう思うのである。

それではお教えしましょう。この本には、今までにない、予算をかけず、効果
的に顧客を獲得する、今までとは180度違ったノウハウが満載。それもカンタ
ンに実践できる1,400円では安すぎる内容である。

◆ムダ金をドブに捨てる販促物

先月、友人が会社を立ち上げた。その販促を頼まれたときに、ふと、『小予算
で優良顧客をつかむ方法』を思い出し、友人とともに読み返しながら、今回は
これをタネ本にして展開してみようということになり、試行錯誤を繰り返し、
3カ月ほどかけて、金はかけずに、かなりおもしろい販促物が出来上がった。

ずいぶん前にこの本を読んだときには何となく読み流していた内容だが、今回、
実践活用したことによって、この3カ月で、私の本業であるグラフィックデザ
インという仕事の価値観さえも180度変わってしまった。

企業広告はイメージ的にも洗練されたものでなくてはならない、そのためのテ
クニックを提供するのがグラフィックデザイナーの仕事、そう思っていたのだ
が、『小予算で優良顧客をつかむ方法』では、予算をかけず、イメージ広告な
んて大企業がやること。中小企業はそんなムダで効果の少ないことをする必要
はない。大企業と同じようにやっていたら「ムダ金をドブに捨てるようなもの
だ」そう思うようになった。

費用のかかったきれいなイメージ広告が、はたして本当に効果的な販促ツール
になるのか。否、ただの手紙、それもコピーで印刷した紙切れでさえ、熱い思
いと、あとは心をつかむ表現さえ見つければ、お金などかけなくとも効果 的な
販促物になる。このことを知らずに広告代理店の言いなりになると、その費用
はドブ行きである。

◆顧客の心を揺さぶる方法

この不況時には、金がかからずにビックリするほどの効果がある、そんな販促
方法が必要なのである。これからは心理作戦の重要性を知り、賢い販促、金の
かからない販促を実践すべきときである。そのためのつかみはまず、顧客の心
を揺さぶること。

そこで、まず人の心を揺さぶるにはどうすればいいか、その統計をとるために、
あることをやってみた。

数カ月前に「書いてあなたは癒される」というメルマガを発行をしはじめて、
2カ月ですでに完結している。ここでも宣伝したことがあるが、そのときは確
か100名近い方に登録いただいたと思う。トータルの読者は300名くらい。

「書いてあなたは癒される」の内容はとてもいいものだ、と自負しているが、
いかんせんタイトルが悪いのか読者が集まらない。そこで、タイトルでどれだ
け反応が違うのか試してみることにした。まず、メルマガ「書いてあなたは癒
される」のタイトルを2種類変えてまぐまぐに申請登録してみた。

最新メルマガ紹介されてから3日目の読者数を比べてみよう。

「書いてあなたは癒される」 144
「幸せ伝染病―幸福を呼び込む実践プログラム」 589
「ヘヴンズ☆プログラム―幸せへの6ステップ」 222

内容はともかく、タイトルだけでこれだけ登録数が違うのである。まず読者の
目をとらえるためには、心を揺さぶらなければならない。一番反応がよかった
のが「幸せ伝染病」である。「幸せ」「伝染病」この組み合わせのタイトルを
目にしたときに、読者の心中では「なんなのこれ」と不協和音が起こっている。
すると説明文を読まずにはいられない。説明文を読むとずいぶんまともなこと
が書いてある。まあ購読してみようか。こんな心理がはたらいていたはずであ
る。平凡なタイトルでは、まず読者を捕まえることは難しいことが解る。

◆顧客の心をつかまえる「とっておきの言葉」探し

商売しておられる方はぜひとも顧客の心をつかまえる「とっておきの言葉」を
見つけて欲しい。もし、ツボにはまれば、お金をかけなくとも優良顧客は流れ
込んでくるはずである。

中小企業がもし上手にこのテクニックを身につけて顧客にアピールしたならば、
驚くほどの集客があるだろう。

だがひとつ忘れてはならないことがある。顧客の心をつかまえる「とっておき
の言葉」はあくまでも最初の顧客獲得の手段であるということ。こちらに興味
を持ってもらうまでのテクニックに過ぎない。あくまでも道具にほかならない。

それでは一番大事なのは何か。それはあえて言う必要はないと思うが、顧客に
満足してもらえるだけのサービスと商品力である。まごころ、思いやりが優良
な常連顧客を作り上げる。

これについて、渋沢栄一は次のように言っている。簡略すると、
「今の人、ことに実業界の人で、少しく利口な人といわれる人は、仁義とか道
 徳とかいうものは隅の方に押し片づけてしまい、とにかく儲けなければなら
 ないとやっきになり、聖人の教えや論語の明訓を、そのまま行うのでは、今
 日の世の中は渡れない、金儲けはできないと考えている。

 はなはだしきにいたっては、わが心には仁義、道徳を無視しながら世間体を
 取りつくろうために仁義の仮面をかぶる人さえある。しかし、仁義道徳を実
 地に行ってみよ。商工業を営めば、あえて無理をしなくても、利はおのずか
 ら懐(ふところ)に入ってくる。これは私が八十年来実験してきた確かなこ
 とである」

仁義、道徳とは、思いやりとまごころである。孔子は「忠恕」と説いた。

仁義、道徳を語って、頑なで世間のせまい人がいる。かと思うとテクニックば
かりにはしって軽薄な人がいる。どちらも狭い人間に大差はない。澁澤翁の主
張した「論語とソロバン」その両方に秀でてこそ、バランスのとれた人と言え
る。

まごころ、商品、サービスに自信があっても、効果のある伝達方法を知らなけ
れば、絵に描いた餅同然である。

まごころ、商品、サービスに自信がある人、もしくはそのために励んでいる人
に限り、ぜひとも『小予算で優良顧客をつかむ方法』を道具に使ってみること
をお薦めする。


 文中でもご紹介した「書いてあなたは癒される」はすで
に完結しているのですが、 ぜひともカタチを変えてもう一
度発行したいと思い、下記のような形態で再発行します。
興味を持たれた方はぜひともご登録下さい。
http://www.mag2.com/m/0000081955.htm

 

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