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岡田虎二郎からの伝言
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11 岡田虎二郎からの伝言(おかだ とらじろう) 1872〜1920
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愛知県生まれ。農業改良運動家として活躍するが、幼少期より虚弱であった。
1906年に突然妻子を捨て、甲州の山奥で黙座をする。
その結果、独自の静坐法である岡田式静坐法を創始して健康を回復した。
多くの人が岡田のもとに集まり、各地で静坐会が開かれ、
最盛期には静坐会の数は七十七、参加者は 二万人を数えた。
岡田の死後、その運動は衰退するが、現在も静坐会が各地で行われている。
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              注)■は偉人の言葉 ◇は筆者の解説とコメント


■ 相対を離れて絶対を生きねば、
 道の体得はできない。
 比較相対を離れよ。
 


          *****


◇メジャーリーグのイチロー選手が、小学校6年生のときに書いた作文にこん
なことが書いてある。
「僕の夢は一流のプロ野球選手になることです」。
イチローは、すでに小学生にして、自分の歩む道の明確なビジョン・目標を描
いていたようである。「一流の〜」とは、さすがとしか言いようがない。

目標が大事だということは、誰もが知っている。また、目標は表現を変えれば
「約束」でもある。もちろん他人との約束でもあるが、何よりも自分自身との
約束である。

約束というのは大事だが、一度結んだ約束が永遠のものとは限らない。結婚の
約束にしても、絶対的なものではない。

この特別な愛を一人だけに示したいと思うとき、それを表明し、宣言する。だ
が、その宣言は「義務」ではなく、その瞬間の「自由」の表明である。要は、
真の愛は「義務」ではなく、「自由」ということだ。

もしその約束を決して破ってはならない神聖な約束だと考えるなら、その約束
が義務になる日が必ずやってくる。だが、何度でもやり直す自由な選択、その
時々でどんどん変化していくものとよく心得ておけば、人への「恨み」とうも
のはなくなるはずである。

「あんなにしてやったのに、あいつは私を裏切って去っていった」こんなセリ
フを何度も聞いたことがあるが、約束は永遠のものだ、義務だと思いこんでい
るところに恨みは潜んでいる。

ただし、絶対的な約束というものあがあることも知っておきたい。それは、本
当の自分を語り、宣言し、生きることだ。

誰でも、心ではほんとうの自分を知っている。それは偉大な人間であるという
宣言である。偉大な人間としての自分をできるだけ早い時期に宣言するべきで
ある。偉大なる親、偉大なる俳優、偉大なる経営者、偉大なる八百屋、偉大な
る指導者、偉大なる技術者。

イチローは小学生にして、すでにその約束をしている。偉大なる野球選手、す
なわち偉大なる人間になる宣言をしているのである。

あなたは「偉大なる何のあなた」と表現できうるであろうか。その答え(使命)
を早く見つけた人が「人生の勝利者」となる。

偉大なる人間になる約束という絶対的な羅針盤を基に、あとの約束は時・処・
位に応じて変化させ、自由に人生を航海していく柔軟性を持っておくといい。

 

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