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福沢諭吉からの伝言
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25 福沢諭吉(ふくざわ ゆきち) 1868〜1951
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啓蒙家、教育家。緒方洪庵の塾にはいって蘭学を学び、
一方独学で英学を勉強する。
慶應義塾を開塾。維新後は新政府の招きを固辞、教育と言論活動に専念した。
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              注)■は偉人の言葉 ◇は筆者の解説とコメント


■ 教育の要は人生の本来に無きものを造りて之に授くるに非(あら)ず、
 唯
(ただ)有るものを悉皆(しっかい)発生せしめて
 遺
(のこ)すことなきに在るのみ。

 ※「悉皆」は、残らず、すべて、の意。

 

          *****


◇「僕はただ一つ不思議な願いを持っている。恋愛でもない、大科学者・大哲
学者・大宗教家になることでもない。理想社会の実現でもない、結局それは
“吃驚(びっくり)したい”という願いだ」
と、国木田独歩は『牛肉と馬鈴薯』の中で主人公に叫ばせている。

 最近のビックリといえば、ノーベル化学賞を授賞した、島津製作所研究員の
田中耕一氏であろう。

 10月9日、2002年のノーベル化学賞は、島津製作所研究員の田中耕一
氏(43)、米バージニア・コモンウエルズ大教授のジョン・フェン博士
(85)、スイス連邦工科大教授のクルト・ビュートリッヒ博士(64)の3
氏に贈られた。

 日本人のノーベル賞受賞は、8日に物理学賞が決まった小柴昌俊・東大名誉
教授に続き2日連続で、計12人となったそうだ。日本人が1年に2人受賞す
るのは初めてである、また、日本企業の現職研究者も初で、みんなビックリ!

 田中氏は変人と呼ばれているそうで、ずいぶんおもしろいキャラクターの持
ち主である。どこか癒し系、釣りバカ日誌の浜ちゃんを想像してしまう。(笑)

 「ゲノムの中の遺伝子の働きによって、ホルモンや酵素など私たちの体の働
きを調節するたんぱく質がつくられる。しかし、ゲノムを解読しただけでは、
遺伝子の働きは分からない。ゲノムが生物の設計図だとすれば、たんぱく質は
設計図に基づいて作られた部品だ。機械部品と同様、たんぱく質にも質量 や立
体構造の違いがあり、この違いが機能の違いを生んでいる」(毎日中学生新聞)

 人体にも「設計図」と「部品」が存在しているとなると、設計者は誰なのか
と想像は膨らむばかりである。

 遺伝子の働きを突き止めるためには、生体内で働くたんぱく質の質量 などを
詳しく知る必要があるそうだ。従来の手法では、質量を素早く測定することが
難しかったそうなのだが、田中氏はレーザー光線を当てることでたんぱく質を
イオン化し、空間を飛ばすことに成功。たんぱく質の飛行時間を計ることで、
その質量を、簡便かつ精密に測れることを示したそうである。

 田中氏はこの発見についておもしろいコメントを残している。
「タンパク質の質量を計測する際、偶然、グリセリンをコバルトに落としたと
ころ、授賞理由となったレーザー光を異常に吸収する物資が生まれた。間違っ
たことで、世界が驚くような発明をしたことは本当は話したくないのだが・・・」

 「ある拍子に本来混ぜるつもりのなかった一つの溶液を別の溶液の中に落と
してしまった。失敗は成功のもとと言うが、後から思えばコロンブスの卵のよ
うなもの」

 ずいぶん前になるが、発明家の政木和三先生に直接うかがった話だが「私の
発明はある日突然、設計図がパッと頭に浮かぶのだ。その時点ではなんの設計
図か解らない。あとでその設計図どおり作ってみると発明品が生まれるのだ」
とおっしゃっていたことを思い出す。

 私たちは発明といえば何か新しいものを自力で生み出すと思いがちだが、実
は、発明とは、この宇宙にすでに遍満存在している情報をつかむことなのでは
ないだろうか。

 こう考えたらどうだろう。神様というハードディスクの中には無限のフォル
ダがあり、そのフォルダの中にもまた無限のフォルダがある。それぞれのフォ
ルダの中にもまた無限のデータが存在しており、ちょうど入れ子状態のように
なっている。

 田中氏は、偶然(必然)にもあるフォルダをダブルクリックし、あるデータ
を開いたところ、おもしろいものを発見した。しかし、このデータを開くには
田中氏というソフトがなければ開かなかった。

 以前、すでにこのメルマガ(幸田露伴)で「父母の父母は2×2で4人、そ
のまた父母は4×2で8人、こうして父母、祖父母、曽祖父母と10代さかの
ぼってみると、先祖は1024人となり、20代さかのぼると100万人を超
える」というような話題を取り上げたが、この先祖たちを無限に遡ると宇宙に
つながるのではないかと思っている。

 その無限の先祖たちの遺伝子情報を私たちが受け継いでいるのであるから、
実は私たちはすでに宇宙すべての遺伝子情報を持っているということになる。
その情報のほんの一部が今目覚めて活動しているのである。

 新しいことを知ったときに「あっ、そうか!」というセリフをよく使う。実
はこれ、新しい「知識を得た」のではなく、すでに自分の中にある情報の一部
を「思い出した」のである。

 あなたにも私にも優劣はない、宇宙のすべての情報を共有している。私たち
は無限の可能性を秘めている。自分を限ることはない。

 神様がもし存在するなら、ずいぶん遊び心豊かで、私たちをビックリさせよ
うとしているのではないかと思ったりする。私はそれに応えて「神様ってすば
らしいですね〜、ビックリしましたよ!」と大絶賛することにしている。

 

 

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