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貝原益軒からの伝言
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51 貝原益軒(かいばら えきけん)1630〜1714
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江戸前期の儒者。本草学者。教育者。福岡藩の家臣。名は篤信。
民生日用の学を重んじて、庶民を啓蒙。著『益軒十訓』など。
女子の教訓書として知られる『女大学』は、『和俗童子訓』によって、
のちの人が編成したもの。
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注)■は偉人の言葉 ※◇は筆者の解説とコメント
■ 心ノ光明ナルハ、万(よろず)ノ
善悪・是非・邪正(じゃしょう)ヲ
ワキマヘ知ルノカガミナリ。
※自分の心にあるものを他に映し出して見るのだから、
心が明るければ、見るものすべてそのように見える。
現状は 自分の心の カガミ。
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◇ぼくは20代半ばから15年来、縁があって中国の古典、論語、大学、中庸、孟子などを読んだりしてきた。それもかなり専門的で実践的な先生たちに教わっていたので、白文での素読や暗唱、解釈の仕方も過去の学者たちの文献を比べたりもした。行動規範、所作にいたるまでかなり厳しくしつけられたように思う。
今はまったく読まない。経典と呼ばれるものは、自我によって頑なになった心を解く宝の言葉集である。が、いつしか心を解くべき言葉に縛られてしまうことにもなる。頑なな人間が宝の言葉で柔らかくなりながら、いつしか道徳の固まりのような融通
の利かない人間になってしまう可能性もある。
どうも狭い人間社会の中での議論に嫌気がさしたようにも思う。ぼくは頑なな人間にはなりたくなかったので、それまでの関係をいっさい断ち切った。ぼくは自由人になりたかった。宇宙意識でものごとを捉え、感じるようになりたかった。そして今、そうある。
その意識で古典をひさびさに読んでみた。とても良いことが書いてある。
言葉は未来を創る。どんな言葉を使うか、どんな言葉を心に取り入れるかによって、未来は決まる。使った言葉はビデオの予約録画のようなもの。いつか必ず見ることになる。
今は過去に使ってきた言葉の集大成が、鏡のように写し出されている。
今取り入れている言葉は、未来の自分を現す。
これは善悪・是非・邪正をいっているのではない。
何を選ぶかは、それぞれに選択の自由が与えられている。
選んだものをしっかり経験し、味わうことが大切だということだ。
しっかり味わったら、執着なく手放すこともまた大事。
けっこう楽しく、いけてる仕組みだと思う。
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