2004 夏



皮膚呼吸が楽になる。
赤ちゃんにも着せたい自然素材。
「いのち」を感じる服。




今、多くの人が自然食とか、オーガニックの食べ物を取り入れていらっしゃるでしょう?
そういう人は皮膚呼吸が活発になるんですよ。
皮膚呼吸のほうが、口や鼻よりも呼吸は大きいと思うんですが、
多くの現代人はそれを忘れているんです。
服も同じです。
(うさぶろう)






“うさとの服”は、ヘンプ(大麻)、コットン、シルクなどの自然素材を、
手で紡ぎ、手で撚り、その糸を草木で染め、
タイの村人が作った素朴な機織機で一反一反丁寧に機を織り、
相当の時間をかけて作られています。


 
タイ国境に住むモン族からヘンプの糸を購入し、
タイのイサン地方で染めや織りをしています。
このとき一切化学染料は使いません。
自然染料で染めたものは皮膚呼吸が活発になり、五感以外の感覚が活性化されます。
うさとの服を着ると気持ちがよく、体が軽いのはそのためです。





染めには、黒檀の実や紫檀の樹皮、藍、マンゴーの葉っぱなどを使い、
色によっては80〜100回も「つける」「乾かす」を繰り返します。

 






布の裁断も1枚ずつ、縫製も1人が1着の服づくり。
作り手も売り手も買い手も喜ぶ服を。




日本は工業化していて、服をモノとして作っています。
布の裁断も何十枚も重ねて裁つし、縫製も1人が同じ部分ばかりをまとめて縫う。
僕の洋服は、1人1枚。
もの作りというのは、楽しく作ったもの、一生懸命作ったものと、
イヤイヤ作ったものとはエネルギーが違います。
僕が心がけているのは、売る段階まで楽しい気持ちでやりたいということ。
そうするとモノが喜びますしね。
(うさぶろう)




染めも織りも、全面的にオーダーするのではなくて、
ガイドラインのみをタイの職人たちに伝え、
あとは作り手の感性に任せます。
そのほうが作り手も作る喜びを持って製作できるからです。









優しいラインの服を着ると、心も優しくなると思う。
それがあなたらしさにも繋がる。




体の線に直線はないですよね? ほんとは洋服も直線はいらないんです。
あともうひとつ心がけているのは、僕の個性をいれないこと。
まあ、個性的な洋服だけれども、着る人を引き立てるような作り方をしたいんです。
その人の内面を引き立てるようなね。
(うさぶろう)








さとううさぶろう
日本で服飾デザイナーを経験後、欧米でオートクチュール等の創作活動を行う。
その後、いのちのエネルギーがある本物の素材を求めて世界を旅し。
タイ・チェンマイに行きつく。
手撚り、手織り、草木染めなど、
タイの伝統的な手仕事の布を素材にした服をデザイン・製作している。


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